2001 年3月12日
荒川総合スポーツセンター
約40人の小中学生を集めて、鉛筆を手づくり。
荒川区産業展 第2回「鉛筆工房教室」3月10日実施。

   日本鉛筆工業協同組合(理事長・数原英一郎 所在地・荒川区西日暮里2-30-6)の青年部会は3月10日(土) 荒川スポーツセンター(荒川区荒川2-1-5)で実施された「荒川区産業展」()に協力。「鉛筆工房教室」を開催して、地元の小中学生とその保護者となごやかに鉛筆を手づくりし、鉛筆のすばらしさをPRしました。
   (
「第22回荒川区産業展」主催・荒川区産業展実行委員会 委員長・増野鋼四郎氏)。
   快晴の好天気に恵まれ、開始の午前10時頃には、事前申込みした約40名の小中学生とその保護者が全員揃いました。
   講師は組合青年部会の佐々木康明部会長、他数名が助手として手伝いました。参加した小中学生らは最初に、どのようにして鉛筆がつくられるのかを木軸材料(スラット)と芯に触れながら学習。その製法や材料の話に驚きの声があがりました。
   いよいよ実習。手渡された8本の芯と2枚の工作用スラットに慎重に接着剤を塗っていきました。貼り合わせてから自分の名前をスラットに鉛筆で書き込み、これを集めて圧締機にはさんだところで午前の部は終了しました。
   午後3時を待つように会場に戻ってきた子どもたちらは、接着された自分のスラットをさがしあて、サンドペーパーをもらって作業台に。割り箸を割るようにして1本ずつに鉛筆をバラし、もくもくとサンドペーパーでバリを取っていきました。
   仕上がった「手づくり鉛筆」を誇らしげにかざす子どもたちで場内はにぎわいました。

   会場では、文部省選定の教育ビデオ「書こうよ夢を思いっきり 進め!えんぴつ号」を常時披露し、鉛筆についての理解を深めました。
   「鉛筆工房教室」は東京都荒川区地域振興部商工振興課の呼びかけで、組合がボランティア協力、前年に引き続き2回目の実施でした。
   鉛筆工業は東京都の地場産業に指定されており、中でも荒川区にその工場の多くが集中していることから、地域を代表する産業として荒川産業展で紹介されると同時に、組合も地元に愛される産業として鉛筆をアピールしました。

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